四国観光

2016.5.1 松山城、金刀比羅宮、栗林公園

今日は四国最終日、観光して帰る。まずはホテル近くの愛媛県松山城を見学した。ロープウェイで登城し長者ケ平から石畳を歩くと石垣の上に隠門続櫓が覗く。素晴らしい。

頭上の狭間や石落からの攻撃に気をつけながら、筒井門をくぐって城内へ。

重要文化財松山城。白と黒の組み合わせは正に芸術。

一の門手前より天守を見上げる。美しい。

一の門が開くのは9:00。静かにじっと待つ。9:02に開いた。

小天守から一の門方向を見下ろすと四方から攻撃できるつくりがよく分かる。

小天守より見上げる大天守。

大天守から見る本丸広場と松山の町並み。歴史を感じるなあ。

さて次は香川県の金刀比羅宮。まず名物のうどんをいただいてから表参道へ。辺りはにぎやかで楽しそう。夏祭りの気分。

365段の石段を登ると「大門」。この門をくぐれば金刀比羅宮の境内だ。かご屋さんに運んでもらえるのはここまでらしい。ちなみに上り5,300円。タカッ!

門をくぐると五人百姓という、境内で唯一営業を許されている由緒あるお店が傘を広げていた。売っているのは加美代飴というべっこう飴のみ。

参道周辺の「こんぴら狛ごん」とか「神馬」とか、休憩目的で撮影する。

広い石段を登りやっとゴールにたどり着いた。と思ったらこれは「旭社」。金毘羅大権現時代に金堂だった建物らしい。だから真正面にあるのか。ここまで628段。

案内に従って右手に進みさらに133段、合計758段で御本宮に到着した。普段は信仰心のない人間だが荘厳な建物を見ると自然に頭を下げてしまうから不思議だ。

信仰心がなくても当然のようにお守りを買う。

お守りを買ったら一気に下山。次へ行くぞ。

最後は高松空港にほど近い、ミシュラン三つ星の庭園「栗林公園」。わざわざ見に行く価値のある公園ということだ。最初に迎えてくれる何やら歴史を感じる建物は商工奨励館といって後で建てられたものらしい。なあんだ、庭に急ごう。

庭に進むと迎えてくれるのは「鶴亀松」。巨大盆栽という感じ。これが他の場所にあったら間違いなく天然記念物だろう。

公園は池を1周する回遊式庭園になっている。南湖の湖畔にあるのは掬月亭(きくげつてい)。歴代大名が大茶屋と呼びこよなく愛したとか、その気持ちよく分かる。

ちょっと小高くなった人工の丘「飛来峰」からみた南湖。計算し尽くされた自然美。大都会のど真ん中とは思えない。中央にあるのは椻月橋(えんげつきょう)。

橋を見るとなぜか渡りたくなり、中央で立ち止まって水面を見たくなる。

このツツジの島にはハート型のツツジがあり恋ツツジと言われているそうな。

背後の紫雲山が借景として重要な役割を果たしているなあ。

根上がり五葉松。将軍から賜った鉢植えの五葉松を地植えにしたところこのように大きくなったとか。船での見学も楽しそうだなあ。

さて、そろそろ飛行機の時間なので高松空港に向かう。急ぎ足の四国遠征だったが天気も山も観光も大満足。うどんも天麩羅もおいしかった。いつかまた来てもっとのんびり周遊したいと思った。

白川郷

2015.8.1~3

1日 白川郷見学-市ノ瀬

2日 別当出会5:20-室堂9:30~10:00-御前峰10:40-お池巡り-室堂12:30

3日 室堂6:20-黒ボコ岩6:40-観光新道-別当坂分岐8:10-別当出会9:20

白山に登るのは8月の花の最盛期以外考えられない。しかも梅雨明け後太平洋高気圧が張り出してくる頃は快晴が約束されているようなもの。最高の山行を確信して白山に向かった。初日は移動も兼ねて白川郷を見学し、市ノ瀬で車中泊する。

白川郷に行くのは初めてなので楽しみにしていた。最初は郷を一望できるという萩町城趾展望台に行き全体を遠望した。白川郷は山と川に囲まれた小さな集落で私の故郷に似ている。日本の原風景といった感じで懐かしさを感じた。

駐車場から橋を渡り、民家の間を通って通りに出る。藁葺きの屋根が懐かしい。

まず重要文化財の和田家住宅に向かう。現在も住居として活用しつつ1・2階を公開している。1階の囲炉裏でポーズをとってみたが半袖短パンでは様にならない。

見所は屋根裏である。太い柱が縄でしっかり結ばれている。釘を一切使わず、縄とソネ(マンサクの若木)で締めくくる特殊法という。強さとしなやかさを兼ね備えた作りには感服させられる。

和田家を後に、同じく重要文化財の明善寺に向かう。途中の町並みも美しい。合掌造りの宿やおみやげ屋さんも点在していた。

ネットやポスターで見かける3件の家。緑と調和して美しい。外国人のカップルがこれをバックに盛んに自撮りしていた。


明善寺に到着。明善寺は本堂、庫裏、鐘楼と全てが合掌造りの寺院である。特に庫裏は5階建てという白川郷最大の合掌造りで郷土資料館にもなっている。中に入るといろりには火がおこっていて懐かしい香りがした。炊事用具や養蚕の道具が展示されていて当時の生活様式がうかがえる。

合掌造りのお茶屋さんでかき氷をいただき、ゆっくりお土産をながめてから白山に向かった。白山スーパー林道にある「ふくべの大滝」は道路脇にもかかわらず落差86mもあり見応えがあった。

今日は土曜日なのでマイカー乗り入れ禁止。市ノ瀬で車中泊し早朝バスで別当出会に行く予定。