2015.10.25
瑞牆山荘7:15~富士見平8:00~天鳥川8:30~山頂(9:40~10:10)~瑞牆山荘12:00
10年ぶりの瑞牆山登山。快晴の休日なので駐車場が心配だったが7:00に着くとまだ30台ほど余裕があった。身支度を調え瑞牆山荘前を出発、カラマツの黄葉越しに岩峰が見える。前回も秋だったが瑞牆山は秋が一番美しい。
富士見平には予想以上のテントが張られていた。駐車場から50分の場所だしカラマツの黄葉が綺麗だし、ここでのんびりするのも有りだなと思った。小屋は花が飾られ人の息吹が感じられる。10年前は無人の廃墟だった。ちょっと足を伸ばして富士山を見に行った。黄葉した木々の間から端正な富士山が見えた。
薄暗い樹林帯の岩だらけの歩きにくい道を進み天鳥川出会に下りる。大きな桃太郎岩には細い木の支えが散乱していた。こういう大きな岩にはだいたい桃太郎か鬼の名が付いているものだ。
登山道は巨岩上を進むが鎖があるので子どもでもすいすい登っていける。1カ所だけ、岩が崩れはしごがつぶされた箇所では渋滞が発生していた。
9:30 山頂直下で食事中のグループがいた。バーナーを使って本格的な食事をしている。瑞牆山の山頂は広いが平らな場所はない。だからここでバーナーを使っているのだろう。山慣れしたベテランらしい。それにしてもずいぶん中途半端な時間の食事だな。朝食それとも昼食?

山頂まで10分の案内から4分で山頂。丸板のダンゴ型標識も健在だったがその他に標識が2枚増えていた。山頂はまだ人も少なく快晴無風、最高の天気だ。
遠くに見える雪をかぶった富士山。この角度から見る富士は最高に美しい。

近くにある金峰山。五丈岩のトンガリはどこからでも分かる。

金峰山と富士山のコラボ。裾のカラマツもいい色出してる。

足下のヤスリ岩。あれをクライミングで登る人がいるとは信じられない。折り重なる峰々には北アルプスとは違った美しさがある。

山頂も人が増えてだんだん賑やかになってきた。若い登山者がはしゃいでいる。勇気を出して前の岩に飛び乗ったのはいいが怖くて立てないようだ。

八ヶ岳と蓼科山が見える。今日はどの山に行っても最高の展望だろう。

鳳凰山のうしろに北岳、間ノ岳、農鳥岳の白根三山が顔を出している。右手には甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、アサヨ峰も見えた。

遙か遠くに御嶽山。中央アルプスの木曽駒ヶ岳や空木岳も見えた。

奥にあるのは左から上河内岳、聖岳、赤石岳、悪沢岳の南アルプスの名峰たち。

おやつと山座同定を楽しんで下山に取りかかる。富士見平を過ぎると輝く黄葉の中でそよ風が心地よかった。
帰る途中、バックミラーに瑞牆山の全容が見えたので車を降り写真を撮った。秋色の里山の向こうに瑞牆山がそびえている。いつまでも眺めていたいと思うような美しい風景だった。
